フランス生活お役立ちメモ

産婦人科へ初診に行った後、お住まいの地域にあるラボラトワール(研究所)で、
最初の血液検査を受けます。

Laboratoires d'analyses de médicale プラス 地域名で検索できると思います。

あるいは、
こちらのお医者さんを探すサイトで、
カテゴリーとして Laboratoires d'analyses de médicale を選択、
その右に住んでいる町の名前なんかを入れて検索すれば出てきます。

予約までサイト上で取れてしまうみたいですね。

多分、そこらじゅうにあります。

私の住んでいる町では、午前10時までが予約の人で、それ以降の時間では
昼休みを除いていつ行ってもOKだったので、いつも10時過ぎに予約せずに行っています。

そんなに待つこともないし、本当に近所だし。小さい町だからかな。

持ち物は、産婦人科の先生にもらう依頼書と、cart vital、ビザ(時々求められた)。

初回の検査項目はこちら。
二回目の検査の時は血糖値の検査が入っていたので、
12時間前から飲食禁止だったのですが、この初回は飲食の制限はなかったです。

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・ NFS (たぶん、白血球、赤血球の数)
・ Plaquettes(たぶん、血小板の数値)
・ TP-INR(たぶん、これも血液凝固にかかわる何かの数値)
・ Temps céphaline activée TCA(たぶん、これも血液凝固にかかわる何かの数値)
・ Groupe ABO - Rhésus - Kell(たぶん血液型の検査)
・ Sérologie toxoplasmose(トキソプラズマの抗体検査)
・ Sérologie rubéole(風疹の抗体検査

受付でこの紙を見せて、言われたとおりに Cart vitalやビザを出して、
住所やなんかを口頭で答えて待合室で名前が呼ばれるのを待ちます。

住所、名前(結婚後、結婚前)、生年月日、電話番号 なんかを聞かれるので、
口頭で答えられるようにしていきます。

私は、ラボラトワールではいつも会計はなしです。
セキュリテソーシャルで勝手に会計処理してくれるのと、
もしかしたら少量ですが、ソーシャルセキュリテに出してもらった後の差額は
口座から落ちているのかもしれません。

名前が呼ばれたら、採血の部屋に行きます。

針を刺すときは、親指を中に入れて、ぎゅっと手を握りしめます。
針が入ったら、手を開くように言われるので、力を抜いて手を開きます。

初回の血液検査は、両方の腕からかなりたくさんの本数、血を抜かれました。

貧血は大丈夫でしたが、心配な人は、ひとかけら砂糖を持って行って
ふらついたら食べるとか、、、
(医学的なことはわかりませんが、ケガで出血して貧血になったとき、
お医者さんが応急処置の最中、砂糖をくれたことがあります)。

終わったら、そのまま受付はスルーして帰ってOK。

受付で出したcart vital、ビザをちゃんと返してもらったかは確認を忘れずに。

結果は最初に受付でもらうカードに書いてあるIDとパスワードで、
ネットでも確認できるのですが、この初回の血液検査だけは、
血液型のカード(出産時に必要)をもらわなくてはいけなので、
直接ラボラトワールに取りに行く必要があります。

血液型のカードをもらうようにという案内が産婦人科の先生から事前になく、
私のフランス語力も足りなかったのか、ラボラトワールで説明が
なかったのか、2か月ほど完全に放置でした。

後日検診のときに先生から「あれ?血液型カードもらわなかった?」
と言われて気が付き、取りに行ったのですが、
「医師の依頼書がないと90ユーロかかる」と言われてそのまま帰宅。

改めて確認をしたら、血液検査の依頼書がその依頼書であり、
その検査はすでにやった初回の血液検査であるとわかり、
再度ラボラトワールに出向き、説明をしました。

そうしたら、検査結果も一緒に丁寧にプリントアウトして
封筒に準備してくれてありました。

ぼかしを入れてありますが、血液型カードはこんなやつです。

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さて、今度は、超音波検査。
そのあと、血液検査の結果を持って、産婦人科の先生を受診します。


























妊娠すると、便秘になる人のほうが多いようですが、私は下痢でした。

妊娠がわかった直後ぐらいは、特に胃腸が非常にデリケートになっていて、
炒めものとか、ちょっと油が多めだったり、重めのものを少量食べただけで、
30分後ぐらいにお腹がゴロゴロしてきて、トイレへダッシュ。

中距離移動のトイレのない電車の中で腹痛に見舞われたときは、
ほんとに全身冷や汗、顔は真っ青。

途中下車して、カフェに駆け込みました。

あの時カフェでトイレが故障で使えないとか(フランスではちょいちょいある)
だったら、その辺の草むらでしてたかもってぐらい。。。

超緊急!!!

しばらくそのカフェにいて、落ち着くまで3回ぐらいトイレに行ったかな。

地獄でした。

胃腸がロクに働いてくれなくて、受け付けないんですよね、食べ物を。

けど、何か食べないと血糖値が下がって気持ちが悪い。

その日にファーマシーで相談したら出してくれたのがこちら。
妊婦だということは伝えて出してもらったので安心。
後日産婦人科医にも質問しましたが、問題ないとのことでした。
処方箋は要りません。

フェーモン ラクティック(Ferments lactiques)です。

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これを一袋、朝、何かを食べたりする前に、コップ一杯の水に溶かして飲みます。

私は、冷たい水だと刺激が強いので、先に水で溶かしてから、少しお湯を足して、
ぬるま湯にしてから飲んでいました。

このフェーモン ラクティック(Ferments lactiques)、一体何かというと、
要するに乳酸菌だと思います。

グーグル翻訳にかけると、乳酸発酵 と出てくるので。

先に熱湯で溶かしちゃうと菌が死んでしまうかもと思って、
先に水で溶かし、それからお湯という順序でぬるま湯にしました。

朝、食べる前に飲むということですが、私はお腹を下したり、
腸の調子が悪いと感じたときにあまり時間を気にせず飲みました。

これを飲むと、腸の調子は落ち着きました。

ただし、毎日飲んでいると、逆に便秘気味になる印象があったので、
下痢に腹痛が伴って辛いときだけ飲むようにしました。

私はもともと胃腸が弱くて、下痢になりやすいタイプなのですが、
似たようなタイプの方、おすすめです。

日本だったら、妊婦さんは、ビオフェルミンを飲んでいる方が多いですよね。

別のサプリとの飲み合わせですが、これはビタミン剤ではないので
ビタミンの過剰摂取などにはならないと思ってビタミン・ミネラル・葉酸アプリと
併用していました。

ちなみに、お値段20ユーロぐらいです。
20袋入っていたと思います。

一杯1ユーロぐらい。
けっこう高いですね。

けど、腸の具合が悪いのは結構つらかったので、買ってよかったと思っています。

心強い味方でした。



















またしてもつわりでダウンしていました。

たぶん、13週に調子が良かったので食べ過ぎたのが悪かった。

つわりの症状のひとつである、胃腸の不調がものすごく悪化。
胃腸の調子が悪いと全身の倦怠感も酷いです。

しばらく食事を米とじゃがいもぐらいにして量もかなり減らして、ようやく落ち着いてきました。

もともと胃腸が弱い方、調子が良くても食べ過ぎや刺激物の摂取は要注意です!


さて、前の記事で少し触れた葉酸に加えビタミン等が入っている、
フランスでおすすめのサプリについてです。

初診時に先生が処方してくださった、こちらの Gynéfam plus というサプリです。

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このサプリを処方してもらうまで、葉酸だけのサプリを飲んでいたので、
ビタミン等が入っているならこちらのほうがいいと思い飲み始めたのですが、
どうも、これを飲んでいると、つわりが少し楽なんですね。

つわりが割と酷い私はこれを飲んでも随分辛かったですが、それでも、
少し楽になる印象があったんです。

何が入っているのか?
パッケージに記載されているのは以下です。

・ビタミンB群(1-9、12 このうちB9が葉酸、Acide folique)
・ビタミンE
・ビタミンD
・鉄分
・亜鉛
・マグネシウム
・銅
・マンガン
・ヨウ素
・セレン
・DHA

明らかに妊婦用のサプリメントですし、お医者さんが処方してくれるぐらいなので、
安心して飲めると思います。

一日一錠。

旦那によると、食事中に飲むように指示が書いてありました。

「はて?食事中って?」
という感じだったので、私は空腹時は避けて、食後に飲むようにしています。

飲むときはコップ一杯の水とともにと記載があります。

私は昼間に飲むよりも、夕食後とか、寝る前に飲んだほうが調子がいい気がします。

寝る前にビタミンCを摂ると眠れなくなると旦那が主張していたのですが、
このサプリはビタミンCは入っていないし、寝る前に飲んで問題なかったです。

フランスでは、オレンジジュースも寝る前にたくさん飲むと眠れなくなるという人がいます。
日本ではそんなに聞かないですよね。
けど、あながち間違っていないかも。

さて、サプリの価格は、一か月分30錠で13ユーロぐらいでした。

ですが!

この3倍の量が入っているXLパック(Gynéfam Plus XL)を買うと、お値段なんと28ユーロほど。
もちろん同じファーマシーで買ったのにです。
3か月分まとめて買うほうがずっとお得なようです。

飲む期間は、妊娠前1か月から妊娠後2か月まで葉酸を飲めば終了していいそうなのですが、
そのあとも、葉酸が妊婦にとって重要な栄養素であることは変わりないようだし、
いかんせん辛いつわりが少し和らぐので、私は追加で処方してもらいました。

つわりの酷い妊婦さんが、病院でビタミンBの点滴をしてもらって楽になった
と言う話はよく聞くので、サプリメントでも効果はあるのだろうと思っています。

日本で妊婦さんに人気のベルタ葉酸サプリは一日4錠、
エビオス錠は一回10錠を一日3回も飲まないといけないことを考えると、
飲みやすさという点では◎な気がします。

成分については、ベルタ葉酸サプリより入っているミネラルの種類は少ないし、
野菜21種類も美容成分も入っていないけど、それって必要??という気もするし、
値段は Gynéfam のほうが格段に安いのでお勧めできます。

Gynéfam は、まわりがなぜかチョコレート風味。

一回、うっかりと日中陽が当たるところに放置してしまって、
中から成分の匂いが染み出してしまい、ちょっと飲みにくくなりました。

冷暗所に保管するのを忘れずに!
15℃から25℃の間で保管をと記載があります。

一錠のサイズは、個人的にはもう少し小さいほうが
喉に通りやすい(特につわりが酷いときは)ですが、許容できるサイズです。

つわりが酷い方、本当に辛いですよね。よくわかります。共にがんばりましょう。

なぜか私の周りのフランス人のお母さん方はつわりが酷くない人が多くて、
私が2か月ほぼ寝たきりで、外出など到底できる状況ではなかったと聞いて
びっくりする人ばかりです。

日本のサイトで調べると、辛いつわりで苦しんだ人はたくさんいるんだなぁと思ったのに。

つわりが酷かった人のほうが、軽かった人よりもつわり問題には関心があるわけで、
当然そういう人のほうがネットにつわり情報をアップするだろうし、
その結果、ネット上ではつわりが酷かった人が多い印象にはなるのかもしれないけれど。

それにしても、です。

フランス人は日本人よりつわりが軽い人が多いんでしょうか。

欧米人は胃の形や胃液の分泌量が日本人と違うとも言うし、なんらか体質が関係している
のかな、もしかしたら。

フランス人は冬でもコート脱いだらインナーが半袖という人が結構いたり、
体形はもとより、日本人とは体質が違うんだなと思うことは多々あります。
日本人は下戸が多いとか、いろいろありますよね。

私個人は、自分の胃腸の弱さがつわりの酷さに影響をしているという実感があります。

けれど、つわりの酷さに影響を与える要因は複数あって、そのうち一つがこうだから
必ずつわりが酷くなるというわけでもないのだろうと思います。

たとえ胃腸が弱くても、別の要因でラッキーな条件が整っていればつわりは楽に済むというように。

私は胃腸が弱いことに加えて、血圧も低いのが良くないのかなぁなどと思っています。














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