フランス生活お役立ちメモ

葉酸は、赤ちゃんの先天性の異常の発生確率を下げるとして、
妊婦が摂取することが推奨されていることは知っていたのですが、
これ、妊娠の一か月前からの摂取が勧められているんですね。

フランスにお住まいの妊娠希望の方、
近所のファーマシーに行って、acid folique(アシッドフォリック)を買ってください。

何ミリのがほしいの??と私は聞かれたのですが、
子供がほしいので、と説明したら0.4mgのこれをくれました。

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3ユーロぐらい。

一日一錠で、30日分。

安いですね。

他の方のブログでもこれ飲んでるっていうのを見たし、
周りのフランス人妊婦さんもこれ飲んでたので、メジャーなのかなと思ってます。

錠剤は小さくて飲みやすい。

パッケージを見ると、妊娠前の4週間と、妊娠後の8週間飲んでくださいと
書いてあります。

ただこれ、葉酸以外にビタミンなどが入っていないので、
妊娠発覚後はお医者さんにおすすめしてもらった別のものを
飲んでいます。

それはまた後程の記事で。

そして、葉酸は、お父さんになる男性にも飲んでもらったほうが、
染色体異常を減らしたりするのでいいようですね。

私は結局妊娠の10日ぐらい前からだけ飲み、夫は全く飲みませんでしたが、
検査の結果、染色体異常はなさそうです。

最善を尽くしたいのであれば、妊娠予定の1か月ほど前から
カップルで飲み始めるといいでしょうね。




そろそろ子どもが欲しいなぁと思って、基礎知識として母子感染症について調べてみて、
トキソプラズマ、 サイトメガロウイルスにかかっていたらどうしようと心配していました。

特に、フランスは日本よりも感染率が高いということで、
フランスにきて2年ほどしか経っていない今、まさに感染して体にウイルスがいる状態で、
子どもにうつり、障害を持って生まれたらどうしようと。

そう思って、ちょうど子宮頸がん検診(フロッティというやつ)の案内が来ていたので、
パリの日本語が話せるお医者さん、ドウェイブ先生のところへ検診がてら質問に行ってきたんですね。

そうしたら、検査したければしてもいいけど、うちに来る妊婦さんの99パーセントは
免疫持っていないよ。とのことでした。

迷ったんですが、だったら検査しなくても免疫がないことはほぼ確定だし、
もし感染中だったとしても、妊娠初期は胎芽(胎児の前段階の呼び名)にうつる可能性は
低いというし、ということで結局妊娠前に検査はしませんでした。

まぁ、してもいいですよね、検査。

妊娠後に必須の血液検査で検査したところ、やっぱり免疫ありませんでした。
かかったことなかったんですね。

というわけで、生肉、パテ、サラミ、加熱しないチーズなどは口にせず、野菜もよく洗って食しています。
土壌にはなるべく素手で触らないようにし、猫との接触もさけています。鳩の糞も。

妊娠後は、一か月おきに血液検査をしてチェックするのが必須となります。


妊娠中に風疹にかかると、子どもの障害の原因となってしまうことが知られていますね。

私の世代は、中学生のときに希望者は用紙をもらって風疹ワクチンを打ちに行くという
スタイルだったのですが、いろいろあってみんなの前で紙を取りに行くのが恥ずかしくて受けずじまい。

その後、大人になってから、私たちの世代は風疹ワクチンの接種率が低いということで、
特別に無料で受けられる時期が設けられていたのですが、いろいろと多忙な時期で、
これまた受けずじまい。

そういうわけで、結婚&フランス移住を機に
急いで風疹ワクチンを打ちに行ったんですね。一回。

出国数日前にバタバタと。

しかし、風疹のワクチンは、一回打っただけだと、免疫が完全ではなく、
また持続期間も短いそうで(要確認)、二回打ってくださいとのこと。

そういうわけで、二回目はフランスで打つことになりました。

記録を見ると、日本で一回打った後、11か月後ぐらいにフランスで打っているのですが、
どのくらい期間を空けて打つかはお医者さんの指示に従ってください。

さて、日本とフランスで違ったのは、フランスには風疹単体のワクチンがないと言われたこと。

風疹(Rubéole) おたふく風邪 (Oreillons) 麻疹(Rougeole) の
三種混合ワクチンになってしまいました。

ジェネラリストと呼ばれるかかりつけ医のところで打ってもらったのですが、
実にテキトーな医者でした。

このテキトーな医者が、日本の医者に出してもらった予防接種記録表の、
風疹、水痘、麻疹の欄に印をつけて、
風疹、おたふく風邪 、麻疹の三種混合ワクチンをしましたと、きったない字で記録したので、
水痘かおたふく風邪どちらの混合ワクチンをしたのかわかりにくい。。。

けど、おそらく 風疹(Rubéole) おたふく風邪 (Oreillons) 麻疹(Rougeole) の
混合ワクチンを打ったが正だと思います。

MMR vax pro という名前のワクチンで、今調べたら、やっぱりこの3種ですね。

風疹の予防接種を打つときは、妊娠しているとまずいので、
きちんと避妊しているとか、生理中もしくは直後とかがいいといわれていますが、

この医者いはく、「仮に妊娠しててもたいして問題ない。そんなこと気にする必要ない」との見解でした。

この前に相談した別のフランス人の医者では、100パーセント避妊していないと
風疹のワクチンは打てないと言われたけど。

ちなみに、フランスでは何科にかかるにも、まず自分のジェネラリスト
にかかって紹介してもらったりする必要があります。産婦人科にかかる場合はこの限りではないし、
例外はあるみたいだけど。

ですので、ネットで調べたり、近所のファーマシーの人に評判のいいジェネラリストを
聞いたり、あるいは、日本語の通じるジェネラリスト(予約とれるまで時間かかるみたいですが)に
連絡するなどして、自分のジェネラリストとして登録してもらう必要があります。

予防接種を受けたいときは、予約の際にその旨を伝えて、
事前にファーマシーで自分でワクチンを購入して、
ジェネラリストのところに持参しなくてはいけません。

ここが日本と違うところですね。

ファーマシーでこのワクチンを打ちたいんだけど、
と相談すれば用意してくれます。

購入したワクチンは、冷蔵庫で保管する必要があったと思います。
持って帰る時も、保冷効果のある袋に入れてくれた気がしますので、
保存可能期間も含めて、ファーマシーで確認をしてください。

私は日本の代官山パークサイドクリニックで出国前に破傷風のワクチンを打った際に、
英訳つきの、ぺらイチの予防接種記録を出していただいたので、
それに追加記録してもらいましたが、
いつ何をしたかって、思いの外忘れてしまうので、ワクチンを打ったら
どこかに自分で記録することも忘れずに。

その後、妊娠をして、血液検査をしたところ、風疹の免疫はちゃんとできていました。







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