フランス生活お役立ちメモ

2016年06月

またしてもつわりでダウンしていました。

たぶん、13週に調子が良かったので食べ過ぎたのが悪かった。

つわりの症状のひとつである、胃腸の不調がものすごく悪化。
胃腸の調子が悪いと全身の倦怠感も酷いです。

しばらく食事を米とじゃがいもぐらいにして量もかなり減らして、ようやく落ち着いてきました。

もともと胃腸が弱い方、調子が良くても食べ過ぎや刺激物の摂取は要注意です!


さて、前の記事で少し触れた葉酸に加えビタミン等が入っている、
フランスでおすすめのサプリについてです。

初診時に先生が処方してくださった、こちらの Gynéfam plus というサプリです。

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このサプリを処方してもらうまで、葉酸だけのサプリを飲んでいたので、
ビタミン等が入っているならこちらのほうがいいと思い飲み始めたのですが、
どうも、これを飲んでいると、つわりが少し楽なんですね。

つわりが割と酷い私はこれを飲んでも随分辛かったですが、それでも、
少し楽になる印象があったんです。

何が入っているのか?
パッケージに記載されているのは以下です。

・ビタミンB群(1-9、12 このうちB9が葉酸、Acide folique)
・ビタミンE
・ビタミンD
・鉄分
・亜鉛
・マグネシウム
・銅
・マンガン
・ヨウ素
・セレン
・DHA

明らかに妊婦用のサプリメントですし、お医者さんが処方してくれるぐらいなので、
安心して飲めると思います。

一日一錠。

旦那によると、食事中に飲むように指示が書いてありました。

「はて?食事中って?」
という感じだったので、私は空腹時は避けて、食後に飲むようにしています。

飲むときはコップ一杯の水とともにと記載があります。

私は昼間に飲むよりも、夕食後とか、寝る前に飲んだほうが調子がいい気がします。

寝る前にビタミンCを摂ると眠れなくなると旦那が主張していたのですが、
このサプリはビタミンCは入っていないし、寝る前に飲んで問題なかったです。

フランスでは、オレンジジュースも寝る前にたくさん飲むと眠れなくなるという人がいます。
日本ではそんなに聞かないですよね。
けど、あながち間違っていないかも。

さて、サプリの価格は、一か月分30錠で13ユーロぐらいでした。

ですが!

この3倍の量が入っているXLパック(Gynéfam Plus XL)を買うと、お値段なんと28ユーロほど。
もちろん同じファーマシーで買ったのにです。
3か月分まとめて買うほうがずっとお得なようです。

飲む期間は、妊娠前1か月から妊娠後2か月まで葉酸を飲めば終了していいそうなのですが、
そのあとも、葉酸が妊婦にとって重要な栄養素であることは変わりないようだし、
いかんせん辛いつわりが少し和らぐので、私は追加で処方してもらいました。

つわりの酷い妊婦さんが、病院でビタミンBの点滴をしてもらって楽になった
と言う話はよく聞くので、サプリメントでも効果はあるのだろうと思っています。

日本で妊婦さんに人気のベルタ葉酸サプリは一日4錠、
エビオス錠は一回10錠を一日3回も飲まないといけないことを考えると、
飲みやすさという点では◎な気がします。

成分については、ベルタ葉酸サプリより入っているミネラルの種類は少ないし、
野菜21種類も美容成分も入っていないけど、それって必要??という気もするし、
値段は Gynéfam のほうが格段に安いのでお勧めできます。

Gynéfam は、まわりがなぜかチョコレート風味。

一回、うっかりと日中陽が当たるところに放置してしまって、
中から成分の匂いが染み出してしまい、ちょっと飲みにくくなりました。

冷暗所に保管するのを忘れずに!
15℃から25℃の間で保管をと記載があります。

一錠のサイズは、個人的にはもう少し小さいほうが
喉に通りやすい(特につわりが酷いときは)ですが、許容できるサイズです。

つわりが酷い方、本当に辛いですよね。よくわかります。共にがんばりましょう。

なぜか私の周りのフランス人のお母さん方はつわりが酷くない人が多くて、
私が2か月ほぼ寝たきりで、外出など到底できる状況ではなかったと聞いて
びっくりする人ばかりです。

日本のサイトで調べると、辛いつわりで苦しんだ人はたくさんいるんだなぁと思ったのに。

つわりが酷かった人のほうが、軽かった人よりもつわり問題には関心があるわけで、
当然そういう人のほうがネットにつわり情報をアップするだろうし、
その結果、ネット上ではつわりが酷かった人が多い印象にはなるのかもしれないけれど。

それにしても、です。

フランス人は日本人よりつわりが軽い人が多いんでしょうか。

欧米人は胃の形や胃液の分泌量が日本人と違うとも言うし、なんらか体質が関係している
のかな、もしかしたら。

フランス人は冬でもコート脱いだらインナーが半袖という人が結構いたり、
体形はもとより、日本人とは体質が違うんだなと思うことは多々あります。
日本人は下戸が多いとか、いろいろありますよね。

私個人は、自分の胃腸の弱さがつわりの酷さに影響をしているという実感があります。

けれど、つわりの酷さに影響を与える要因は複数あって、そのうち一つがこうだから
必ずつわりが酷くなるというわけでもないのだろうと思います。

たとえ胃腸が弱くても、別の要因でラッキーな条件が整っていればつわりは楽に済むというように。

私は胃腸が弱いことに加えて、血圧も低いのが良くないのかなぁなどと思っています。














検査薬で妊娠がわかってすぐ、あれよあれよという間につわりが酷くなりました。。。

そんなこんなの、最終月経開始日から数えて6週目に、
ブローニュのドウェイブ先生のところへ診察に行きました。

気持ちが悪くて気持ちが悪くて、フラフラと向かいました。
キツかった。

妊娠検査薬で陽性でしたと伝えると、
先生、真顔で「産みたいですか?」と質問!

冗談かと思うし、日本でこんなことあるのかな??

けど、フランスでは冗談ではないのかもしれない。

というのも、フランス人の知人が中絶したって話はよく聞くし、わりと軽く妊娠そして中絶
するんだなぁという印象を持っていたので。

実は日本でも同じくらいあって、人に言わないだけかもしれないけど。

さて、「産みたいです」と答え、住所や電話番号や病歴、家族の病歴などなどの問診に答えると、
「じゃあちょっと見てみましょう」ということで、経膣エコーで子宮を見ました。

一度子宮頸がん検診で来ていたから知っていたけど、
日本みたいにカーテンの仕切りもないし、恥ずかしい。
服を脱ぐのはとなりの個室でもここでも好きなところでどうぞということで、
わたしはとなりの個室で。

丈が長めのトップスを着ていけばそんなに恥ずかしくはないかな。

先生いはく、フランス人にとってはカーテンなんかあったほうが、
何されてるかわからなくて怖いとのこと。

そして、エコーで見てみると、、、なんと!いるではないですか!
お魚みたいな、ポニョみたいなのが。

全然人間の形ではないけど、心臓が動いているのが見える。

つわりでずーーーーっと気持ち悪かったのが、
この心拍を見たときだけは、気持ち悪さがふっと和らぎました。

音は聞こえませんでした。このマシンでは聞こえないのかも。

サイズを測る先生。
11mm。

服を着てデスクに戻り、先生とお話し。

サイズから言って、排卵日は思っていたよりも5日早かったようでした。
正確には、次回超音波技師?エコグラフィストのところの
精度の高い超音波マシンで判定しますとのこと。

この後は、もろもろ書類を準備いただいて、
以下の通り、次回診察までの流れについて説明を受けました。

1.なるべく早く家の近くにあるラボラトリで血液検査を受ける。

2.一か月後ぐらいに、超音波技師のところへ行って診てもらう。
 同日、別の指定ラボラトリで血液検査を受ける。

3.1の血液検査結果、2でもらった書類を持ってドウェイブ先生の
 ところで二度目の診察。


1の血液検査は、貧血とか、トキソプラズマの免疫とか、血液型の確認のため。

2は、フランスでは必ず行われるダウン症検査のため。
超音波はダウン症検査だけのためではないと思いますが。

書類がいっぱいなので、先生の説明をよく聞いて、
必要なことはメモします。

2の超音波検査は、先生が紹介してくださったエコグラフィストの先生のところに
自分で電話をして、予約を入れなくてはいけません。

血液検査は、1も2も予約は不要でした。

ですが、1では、予約をする人もいて、ある時間帯は予約した人だけ受け付けるとの
ことで、その辺は時間を確認して行きました。
1は、今後月一で継続していく血液検査です。検査項目は多少変わるみたいです。

このほか、葉酸とビタミン、鉄分などが入ったサプリメントの
処方箋をくださいました。

このサプリメントがとてもよかったので次回記事にしようと思います。

ちなみに、各種手当を受けるために、セキュリテソーシャルとCAFに送る書類は、
次回の、二度目の検診でもらえるので、初診でもらえなくても心配しなくて大丈夫です。

この日を含め、つわりはすでにかなり辛く、この診察の帰り道でも、
大きな駅の有料トイレで激しくおう吐しました。

でも、気持ちが悪くて、吐ける場所があるときは、吐いておいたほうがいいというのが教訓です。
この日も、もし吐かずに電車に乗ってしまっていたら、えらいことになったのでは
という気がしています。

吐く用の袋は持ち歩いてはいましたが。
人の目もあるし。

いやー。きつい。つわりはきついです。



パリで日本語が通じる産婦人科のお医者さんについてネットで検索すると
見つかるのが、ブローニュのパトリック ドウェイブ先生です。

結構お年も召していらっしゃるので、物腰はやわらかく、優しくて話しやすい先生です。

そして、先生の経験上、必要だと思うポイントをおさえてお話しくださる印象です。
きわめて適切にお話しくださると思います。

さらさらとポイントを絞ってテンポよく説明されるので、
あまりのらりくらりと患者さんの話を聞きながらというスタイルではないです。

なので、自分で個人的に気になっていることがある場合には、
あらかじめポイントをまとめておいて、サクサクッと先生に質問できる
ようにしていったほうがよいと思います。

そのうえで、質問にはきちんと答えてくださいますし、ちゃんと診てくださいます。

あんまりグダグダと神経質な心配を相談されても、先生は医者として、プロとして、
こうしたほうがいいという判断があって、それ以上はどうとも言えないし、
自分で決めてちょうだい、という風にはお考えなのかな、私は勝手に推察しています。

患者さんの情緒的なものにはそこまで付き合えないというか。

でもそれは普通だと思う。
自分が医者だったとしても、そういうスタンスで仕事すると思う。

決して冷たいわけではないです。
ジョークも交えてお話ししてくださいますし、親しみやすい先生です。

信頼できる先生だと思います。

私にとっては、感覚がまともな先生です。

受けたい医療にこだわりがあって、自分主導でいろいろと方向性を決めて、
それに付き合ってくれる先生を希望する人とか、心配性、神経質で、あれもこれも
とことん検査しないと気が済まない人とかは、合わない可能性はあるかも。

ちなみに、先生は一時期病気で休まれたことがあったそうで、
私も人づてに聞いた話だし、ネット上で病名を書くなんてできませんが、
私が聞いた病名は、誰が聞いても命にかかわる大病。
よく回復されたなぁという感じ。
けど今ああやって元気になられたということは、基本的には大丈夫なんじゃないだろうか。

以上、私の偏見にまみれているかもしれない私見をつらつらと書き、
失礼をいたしました。



先生の診察所の所在地はこちら。
65bis, Avenue Victor Hugo 92100 Boulogne-Billancourt

最寄駅は9番線の Marcel sambat。
駅から10分弱ぐらい歩くかな。
バスもありますね。

番地65bisの建物は、番地65の建物の隣にあります。

ヴィクトル ユーゴー という名前の通りはパリにたくさんあるようで、
シャンゼリゼにある通りじゃないから間違えないでねと初診時に言われました。

デジコードは不要で、先生のお名前のインターホンを押すと、
ブーッと音がしてすぐ開錠してくださるので、中に入って階段を上ります。
たしかフランス式の1Fです。

先生のお部屋の玄関入って突き当りに待合室の扉があるので、その中で待っていると、
隣室から先生が呼びに来てくださいます。

予約は電話で。番号は以下。
01 46 03 37 24

午前中は先生は診察していらっしゃらないので、留守電になったと思います。
先生が電話に出られるので日本語でOK。
あと、週に一度、水曜日だったか木曜日だったかは別の病院に
勤務していらっしゃって、不在です。

診察料は一回70ユーロ。
セキュリテソーシャルから返金はしてもらえますが、いくらか返金かは覚えてません。ごめんなさい。
私はムチュエルにも入っている状態で、トータル63ユーロぐらい返金されていると思いますたしか。

支払いは、クレジットカードは使えません。
小切手は使えたかどうかちょっと覚えてないので、予約のときに先生に確認してください。
私はいつも現金で払ってしまっています。

一回70ユーロは、私のフランス人の義母に言わせると高い(彼女の産婦人科医は
一回45ユーロだとか。ただ、地方です)。私が軽く調べたところでは平均的でした。
よくわかりませんが、もっと安いところもあるんでしょう。

ちなみに、領収書は紙でいただく必要はなくて、
先生のほうでセキュリテソーシャルに送ってくださるので(おそらくパソコン上で)、
自動的に返金されるはずです。

初診時にそんな説明がありました。




 

生理が遅れていたり、妊娠超初期症状があったり、
妊娠したかな?と思ったら、ファーマシーに行って妊娠検査薬を買ってチェック!

私は Clearblue という検査薬で確認しました。

英語のサイトですが、こちらの商品だと思います。
http://www.clearblueeasy.com/clearblue-plus-pregnancy-test.php

値段はよく覚えてないのですが、フランスアマゾンでは7ユーロぐらいで売られてますね。

いまどきの検査薬はみんなこうなのか、私が思っていたよりずっと精度がいいみたい。
生理予定日の数日前からすでに使えるとか(要確認)。

デジタルとか、いろんな検査薬があるのかもしれないけれど、
私が使ったのはクラシックって書いてあるし、きわめて普通のやつだとは思うんですけど。

私はてっきり生理予定日を一週間ぐらい過ぎてやっと使えると思っていたので、
検査したときにはかなりはっきりとプラスの記号が浮かび上がりました。

使い方ですが、まず、尿を紙コップなどにためます。

別に朝一番の尿じゃなくても大丈夫ということだったし、実際大丈夫でした。
一番濃く出るのは朝一番の尿らしいですが。

たんぱく検査ではないので不要かもしれないのですが、
念のため最初の尿は少し捨てました(たぶんこれは不要)。

そして、検査スティックのキャップをとって、尿につけます。
何秒つけるか指示が書いてあるのでそれに従います。
何秒だったかはごめんなさい、忘れました。
直接尿をかけてもいいんですが、秒数をカウントしたりが難しそうだったので、
尿を容器にためてつけるやり方にしました。

尿に指定の秒数つけ終わったら再びキャップをして、
水平な場所に置いておきます。

どのくらいか待つと尿が伝わっていって、ウインドウに印がでるのですが、
横棒だけだと妊娠しておらず、縦棒が入ってプラスの記号になると陽性、妊娠している
ということになります。

私は待つ時間なく、キャップすらまだつけてない段階で
あっという間にくっきりプラスが出てびっくりでした。

今調べたところ、日本でも Clearblue は種類によっては売られているようですが、
その説明を読むと、生理予定日の一週間後から使うべきと書かれてあったり、
見た目も少し違うので、別物なのかなという気がします。
もしくは、日本人は細かいので、より厳密な使い方を指示しているのか。

さて、妊娠検査薬で陽性と出ても、正常に着床せずに流産したり、子宮外妊娠をしていたり
という可能性があるので、産婦人科医に行って診察してもらう必要がありますね。

次回はパリの産婦人科医について記事を書こうと思っています。









葉酸は、赤ちゃんの先天性の異常の発生確率を下げるとして、
妊婦が摂取することが推奨されていることは知っていたのですが、
これ、妊娠の一か月前からの摂取が勧められているんですね。

フランスにお住まいの妊娠希望の方、
近所のファーマシーに行って、acid folique(アシッドフォリック)を買ってください。

何ミリのがほしいの??と私は聞かれたのですが、
子供がほしいので、と説明したら0.4mgのこれをくれました。

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3ユーロぐらい。

一日一錠で、30日分。

安いですね。

他の方のブログでもこれ飲んでるっていうのを見たし、
周りのフランス人妊婦さんもこれ飲んでたので、メジャーなのかなと思ってます。

錠剤は小さくて飲みやすい。

パッケージを見ると、妊娠前の4週間と、妊娠後の8週間飲んでくださいと
書いてあります。

ただこれ、葉酸以外にビタミンなどが入っていないので、
妊娠発覚後はお医者さんにおすすめしてもらった別のものを
飲んでいます。

それはまた後程の記事で。

そして、葉酸は、お父さんになる男性にも飲んでもらったほうが、
染色体異常を減らしたりするのでいいようですね。

私は結局妊娠の10日ぐらい前からだけ飲み、夫は全く飲みませんでしたが、
検査の結果、染色体異常はなさそうです。

最善を尽くしたいのであれば、妊娠予定の1か月ほど前から
カップルで飲み始めるといいでしょうね。




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