日本に住んでいた時からカンジダがあったのですが、
治療をしてもしてもまた再発するしつこいカンジダにうんざりしていました。

で、自然と回復したりぶり返したりを繰り返して
やり過ごしてきたのですが、子供を産むとなると、
産道を通るときに赤ちゃんに移って鵞口瘡?とかという
問題を起こすというので、治療をちゃんとしなくては、ということに。

特に、妊娠中は、膣が酸性だったかアルカリ性だったか
どちらかに変わり、カンジダ菌が大好きな環境になってしまうようですね。

それで先生に処方していただいたのが、こちらの
MONAZOLという膣錠(正方形の箱の方。長方形のほうはクリーム)。
カンジダ薬01
一回入れたら一週間効くという薬。

が、やはりしつこいカンジダは一回だけでは退散しなかったようで
おりものと痒みの症状が継続。

一か月後に「まだ症状があるんですが。一週間では退治できないようです」
と相談し、今度はこちらのLOMEXINという膣錠を二週間分処方していただきました。
こちらも一回入れて一週間効果が続くもの。
カンジダ薬02
ちなみに、先生は、2錠入りの1箱のやつを出すように処方箋に書いてあるからと
おっしゃったのですが、薬局の人はそんな風には書いてないといい、
かつ、2錠入りの1箱のタイプはうちには置いてないというので、
結局1錠入りの1箱のタイプを処方箋で買い、2錠目は自腹で買うことに。チーン。

そして、先生は錠剤だけ処方されたのですが、自己判断でMONAZOLのクリームのバージョン
(上の写真の長細いほうの薬)も購入し、一日2回塗りました。

しかし、2週間経ってもまだ症状が継続している。。。と思い、
処方箋をもらわずに自分でも錠剤を2回薬局で買い、プラスで2週間継続。
クリームも継続。

同時に、下着をよく着替えたり、
腸内環境を整えて、腸内のカンジダ菌を減らして自己感染による再発を防ごうと
試みたり(グルテンフリーな食事をしてみた)、
洗剤は使わないけれど一日2回はシャワーしたり、塩素は腸内の
善玉菌を殺すと聞いたので、水道水は沸騰しないで飲むことはやめて
ペットボトルの水にしたり、、、
色々と努力をしてみました。

けどなんか完全に治ってない気がする。
なぜならおりものがまだあるし、痒みもちょっとある気がする。

で、次の検診の時期になり、先生に言ったら、
「そうですか。じゃあ本当にカンジダがまだあるかどうか検査してみましょう」
ということで、膣の検査を受けたところ、、、

なんとなんと、カンジダ菌検出されず。

治すことができましたーーー!

じゃああのおりものは何だったの??ってことですが、
たぶんですが、デーテルライン菌?とかという乳酸菌系の良い菌が増えても、
ああいうヨーグルトっぽい、ゆるい酒粕みたいなおりものは出てくるらしいので、
それだったのかなと。

で、痒みは気のせいですね。

思い込みってすごい。

ちなみに、膣の検査も処方箋(ordonnance)をもらって
いつも血液検査をしているお住まいの地域のラボラトワールで受けます。

産婦人科の内診と同じく、下を脱いで椅子に上がり、
検査の先生が細長い綿棒のようなもので膣内をこすって採取し、
結果はネットで確認できます。

実は最初にカンジダの症状を訴えた時も膣の検査はしてもらっていました。
そのときは、カンジダ(candida albicans)が陽性だったんですね。

というわけで、膣の検査は計2回、ラボラトワールで受けました。

やっぱり検査はおっくうでしたが、これも憎きカンジダをやっつけるため!べべのため!
ということで腹をくくりました。。。

ちなみに上記の薬は、薬局で誰でも簡単に買えます。
一度カンジダになった人なら、「あ、カンジダ再発した」となんかわかりますよね。
そうなったら、別に医者に行かなくても、薬局で薬を買って治せます。

しかも、安い。この薬。
MONAZOLは錠剤もクリームも3.5ユーロとか、3ユーロ台でしたし、
LOMEXINも4ユーロほど。

日本でカンジダの市販薬買って帰ろうかなと思ったのですが、やめてよかった。
だって高いもん!日本のカンジダの市販薬。

フランスで先生に処方箋書いてもらった分は、セキュリテソーシャルで無料だし。

MONAZOLとLOMEXINはどっちがいいんだって話ですが、
とりあえずはMONAZOLでいいのではないかと。
MONAZOLはオイルが入っているのか、入れやすいです。膣に。
形的にも。

なかなか治らなかったカンジダ、結局薬で治したんだと思いますが、
腸内環境は重要みたいですね。

私は、カンジダの餌になる炭水化物が好きでよく食べるし、甘いものも好き。

カンジダ菌自体は多くの人が体内に持っている菌だけれど、
善玉菌とのバランスが崩れてカンジダが優勢になってしまうと症状になるみたいですね。

日本のお医者さんに、一回カンジダが体内に住み着いたら
いなくなることはない、と聞いていましたし、そうらしいのですが、
ではなぜ膣の検査で最終的にカンジダ検出されず、となっていたのか??

なんだかその辺が実際はどうなのかよくわかりません。

一定の数値以下に数が減っていれば検出されずと表現するのでしょうか?

まぁ、解決したので、その辺はまぁいっかという感じですが。

調べると、しつこいカンジダ、完治しないカンジダ、カンジダの再発に
悩んでいる人は結構いるみたいなんですよね。

そういう人は、多分、薬をまじめに、治るまで間を置かずに継続したほうが良いと思われます。

何度も再発すると、パートナーとの性行為でピンポン感染しているのでは?
と疑う人も多いと思うのですが、ピンポン感染で再発しているケースはまれ、というのが
ネット上で調べて最終的に思ったことです。

パートナーがかかっても、男性は女性が処方されたのと同じクリームをぬっときゃすぐ治ります。

もちろんパートナーにも症状があるときはコンドーム使ったり、そもそも性行為を控えたり、
気をつけなきゃですが、
カンジダってそもそも再発しやすいんだと思います。

再発=ピンポン感染 ではないと思う。

そんなに深刻な病気じゃないから真剣に治療してくれるお医者さんも少ないので、
中途半端に治していて、しばらくしてカンジダ菌の量が盛り返してきて再発
っていうのが多いのだろうと思います。

本当かどうかわからないけれど、自分の腸から再感染する自己感染での再発も
多いようなので、薬のクリームは会陰部にも塗ったりしてみました。

追加情報ですが、
薬を買いに行ったファーマシーで、なかなかカンジダが治らないんですよーと
相談したら、腸内の乳酸菌を増やすサプリメントみたいなものもあるよと
紹介してもらいました。

以下がそのとき写真を撮らせてもらったもの。

カンジダサプリ


結局そのあとすぐの検査で治っていたので私は買いませんでしたが、
フランスでそういうサプリメントみたいなものを探している人は試してみては?
すごく親切なファーマシアンのおばちゃんでした。
なんとなく良さそう。


みなさんのカンジダがよくなりますように!