フランス生活お役立ちメモ

タグ:出産

日本のシステムはよく知らないのですが、
フランスでは、妊娠したら、産婦人科医のところに通い、
妊娠後期に産院での診察に切り替わります。

産婦人科医は、多分、普通のアパートの一室に診察所を
構えていることが多く、そこでは出産できません。

私は、パリで日本語通じる産婦人科医のドウェイブ先生のところに
行っていて、産院は、先生が一週間に何回か勤務されている
Centre Hospitalier des quatre villesという産院で出産することに決めました。

別に、自分がかかっている産婦人科医が所属している産院でないと
出産してはいけないという決まりはなく、ドウェイブ先生のところに行っていても、
別の産院で出産される妊婦さんもいるそうです。
ただ、産院によっては、所属している産婦人科医の担当している
妊婦さんしか受け付けないというところもあります。

この産院、Centre Hospitalier des quatre villesは、
パリの西に隣接したサン・クルーにあります(駅から3-5分)。

きょうは、そのCentre Hospitalier des quatre villesの感想、レビューを
記事にしたいと思います。

先に言ってしまうと、私はこの産院、大満足でした。
2人目が出来たらまたここで産みたいです。

一番良かったのは、優しく、親身になってくれる助産師さん(sage-femme)が
たくさんたくさんいたことです。

この産院は、以前はセーブルにもあったのですが、
今はサンクルーのほうに統合されて、とても規模の大きな産院になっています。

助産師さんも60人いるって言ったかな???

なので、何か問題があったときの対応も安心です。

私は、弛緩出血という、出産後に子宮がうまく収縮しなくて
出血が止まらない状態になり、出産直後の処置が割と大変だったのですが、
10人くらいの専門家の人たちがうぁーっと一気にテキパキ対応してくれました。

弛緩出血自体は、比較的よくある問題のようですが。

たくさんのスタッフがいる、大きな病院だと、大切なのはスタッフ間の連携
だと思うのですが、感心したのは、引継ぎがちゃんとされていて、
昼間のスタッフと約束した処置でも、夜のスタッフがちゃんと忘れずに
声をかけてくれたり、対応してくれたことです。

色々な役割をするスタッフがいるので、自分に関わるスタッフの人数は
けっこうな数になるのですが、みんな自分の仕事をちゃんとこなすプロって
感じで、チームワークもよくて、本当に安心して過ごせました。

また、例えば、授乳の相談をしても、助産師さんによってアドバイスが
多少違ったりしたのですが、それが逆に、いろいろな考え方や
方法を知ることができて、とてもよかったです。

嫌なスタッフは、弛緩出血の対応で子宮の具合を確認しに来た、
変な子分みたいのを2人引き連れてやってきた
産婦人科医の若い女医だけ(その子分含む)。
お腹の触り方が、めっちゃ冷たい手で、
痛っい触り方で、患者の苦痛なんて全く気にしておらず、
全体が上から目線の偉そうな態度。
他のスタッフ数人からも同じチェックをされたけど、とびぬけて苦痛だった。
すんごい下手なインターンかと思っていたので、
「私産婦人科医の○○よ」と自信たっぷりに偉そうに
自己紹介されたときはびっくり。

そして、こっちは疲れ果てて頭がもうろうとして何言ってるかフランス語聞くの
困難なのに、立ち去りながら子分が私について、「彼女よく(フランス語)わかんないのね」
と余計な事を言っていたのが聞こえて、ものすごくイラッとしましたが、
それ以外の人はみんな親切で優しかったです。

今度日本に旅行に行く予定があるんだ、という人とか、
知っている日本語の単語、「アカンボウ」とか片言で話してくれる人とか、
私のbébéを本当にかわいいと思ってくれてるんだなぁという
感じで手伝ってくれたり、話しかけてくれたりする人とか。

もちろん、ちょっと「?」という人もゼロではないと思うし、
ドウェイブ先生も、「嫌な助産師さん(sage-femme)がいたら、
名前メモして教えてください。そうしないとよくならないから。」、
と言っていたけど、
幸い、そんな人には出会わなかったし、フランスで普通に生活していて
不快に感じる頻度と比べると格段に居心地よかったです。

建物も、外から見るとそんなに綺麗に見えませんが、
比較的新しくて、明るくて綺麗な産院です。

部屋は、2人部屋と1人部屋があって、
ムチュエルでカバーされるようであれば、1人部屋がおすすめ。
1人部屋は、一泊90ユーロ弱ぐらいだったと思います。

マタニテに支払う費用は、この部屋代だけなはずです。
我々はそうでした。
なぜなら、他はセキュリテソーシャルでカバーされるから。

ちなみに、私たちのムチュエルは、
それ以外の費用を600ユーロまで出しますよ、
というスタイルでした。

WIFIは、申し込めば1日たしか4ユーロぐらいで使えます。

1人部屋の設備は、
  • ベッド(高さや、背中部分を起こしたり角度を変えられる)
  • トイレ&シャワールーム
  • おむつ買え台
  • 洗面化粧台
  • おむつ用ゴミ箱と普通のゴミ箱
  • 赤ちゃんのベッド
  • テーブルと椅子
  • 冷蔵庫
こんな感じでした。

また、
  • 入院中にbébé使うビタミンD、ビタミンK、
  • おしりふき用コットン
  • おむつ1パック
  • へその緒の乾燥材
  • 鼻の掃除のときに使ったりする生理食塩水
  • 赤ちゃん用ボディソープ(ビオ)
  • 産褥ショーツ2枚
  • 産褥パッド1パック
  • 女性器を洗うためのソープ(ビオ)
が用意されていました。

これらは余れば自宅に持って帰っていいし、
退院後に使うビタミンDやへその緒乾燥材とかは、
退院時に処方箋を書いてくれました。

引き出しの中に、赤ちゃんにいつ授乳をした、ミルクをあげたかを
退院後も記録できる冊子も入っていて、退院後はこれで
しばらく記録をしていました。

それから、授乳の手引きとか、退院時の手続きについて、テーブルの上に
書類も置いてありました。

授乳については、最初3日ぐらい母乳が出てる様子がないので
いろんな助産師さんに何度も相談しましたが、
「最初3日はそれがあたりまえよ!」とみんな言っていました。
あと、アジア人女性は母乳が出るのに少し時間がかかると
言っていました。
色々と授乳のポジションを教えてくれたり、
初めて母乳が出るのを確認したときは、助産師さんに乳輪を
マッサージしてもらったときでした(感動!)。
みんなとってもフレンドリーでやさしかったです。

ちなみに、母乳が全然出てなくて、bébéがお腹が空いて
泣き続けている様子だったので、ミルクを足すことになったのですが、
そのミルクも、開封してすぐあげられる、哺乳瓶状のボトルに
入っているやつを必要な分すべて準備してくれました。

食事はよくないという噂だったので全く期待していなかったのですが、
私的には、病院なんだしこんなもんじゃない?
という感じで、普通、でした。

食い意地が張っている私は、いつも完食してました。
初日は塩気がほとんどない療養食みたいな感じですが、
そのあとは、肉の煮込みとか、サーモンのテリーヌみたいのとか。
だいたいお昼ごはんが美味しくて一番好きだったかな?
朝は、パンにジャム、ヨーグルト、チーズ、果物とかで、
コーヒーか、ミルクか、ショコラショーか選べました。
あ、15時ぐらいにお茶の時間もあって、クッキーと飲み物が出ました。
このお茶の時間のショコラショーが朝のより濃くて美味しくて
ほっこりでした。

退院するときは、3日目以降とかに、
朝、黄疸とか、体重がちゃんと増えているかとかを確認して、
退院できますと言われたら、お昼12時までに出てね、
という感じで結構あわただしいです。
私たちはちょっと12時過ぎちゃったけど。。。

産院をでるときは、名残惜しかったです。

外に出たら、こんな風に自分の赤ちゃんを大切に
扱ってくれる人たちはいなくなるんだぁと思ったら
さみしくなりました。

が、いざ退院してみると、フランスって、赤ちゃん連れてると
いろいろ話しかけてくれたり、喜んでくれたり、
大切にしてくれるので、この点ではなんていい国なんだろうと
思っています。

というわけで、Centre Hospitalier des quatre villes、私的には
とってもお勧めです。

そういえば、出産前には、6回ぐらいかな?
出産に関する授業を開講してくれています。
少しでもフランス語が分かって時間があるなら
行くことをお勧めします。
無料なはずです。
妊婦生活、出産、産後の家での生活について、
授業をしてくれます。

内容が薄い回もありましたが(そういうときは盛り下がる雰囲気)、
濃いときもあって、
そういうときは、とっても興味深かったです。

回によって、旦那さんと一緒にも行けます。

必須ではないけれど、ためになる情報もいろいろと
得られます。






















私は、もともと便秘は無い人間でして、
妊娠中もほぼ便秘はなかったんですね。

ところが!

産後、入院中から便秘気味で、
出ることは出るんですが、コロコロ便だったり硬い硬い便だったりで、
切れ痔になってしまいました。。。。。。。

排便時、痛くて痛くて。

母乳で水分が奪われるせいなのか、
ホルモンの関係か。

そこで、2つ対策をしてみました。

まずは水。

マグネシウムを多く含むミネラルウォーターを
飲むようにしました。

マグネシウムは、うろ覚えですが、
腸内に水分を取り込む効用があり、便秘薬にも使われていますよね。

で、Héparの登場です。
IMG_8941

Héparが便秘にいいのは結構有名な話ですよね。

水でもう一つお勧めしたいのが、こちらの写真で

Héparの左に写っている、Rozanaという水です。
IMG_8943

炭酸水のミネラルウォーターなんですが、
一回調べたところ、たしかマグネシウムの含有量が

Héparよりも多いんですよね。

妊娠中に若干便秘気味?みたいな感じのときがあって、
そのとき偶然これをグビッと飲んだら、
すぐに!
本当にすぐに排便があって、、、
ただ強すぎて、腹痛と下痢が伴いました。。。

というわけで、水というのはまず一つおすすめでは
あるんですが、

産後の便秘気味のときに飲んだら

HéparもRozanaも効かず。

がんばって水分を積極的に摂って(カフェインなし。
カフェインは、利尿作用があるので意味がないとか)、

HéparやRozanaを飲んでみたけど、
やっぱり毎日便が硬くて、毎日お尻が痛い!


で、旦那に頼んで授乳中でも使える便秘薬を買いに
ファーマシーに行ってもらったんですね。

で服用したのがこちら。
IMG_8944

Dulc Soft という薬。
目盛りがついた小さな容器がついていて、
私の場合は、朝晩20mlを水に混ぜて飲んでいます。
(私は普通の成人女子なので、あなたも成人女子ならば、
同じ分量かと思います)

これは、そんなに強い便秘薬ではありません。
やさしく便秘を改善するというもの。

薬局の棚に並んでいるし、多分メジャーな薬だと思います。
ファーマシアンに言えば出してくれるでしょう。

ちなみにフランス語で便秘は、コンスティパシオンConstipationといいます。

で、で、
結局これが効きました。

これを飲んだら翌日の朝は痛くない!
スルッと快適!

あんまり薬も飲みたくないし、
2ボトル消費してやめたのですが(案外すぐに無くなる)、
やっぱり便が超かたくなってしまって、
血もかなり出て、つらくてしょうがないので、
再開して、それプラス、
お風呂の後におしりに軟膏を塗っていたら、
とても調子がいいです。
血もほぼでなくなった。痛くないし。

軟膏と言っても、実は、使っているのは、
使わなくなった乳首の切り傷用の薬です。

赤ちゃんがそのまま口に入れても大丈夫なんだから、
成人女子のお尻なら何の問題もなかろう、と
勝手に判断して使っています。

それがとっても効きます。

ワセリン買ってもいいけど、使わない乳首用のクリーム、
もったいないなと思って。お医者さんが聞いたら怒るかも。

最後に、フランスの座薬のお話。

産後の入院期間中、
出産して1日ぐらいは排便はありませんでした。
そんなに食べていないからか。

でもそのあと硬い便で排便があって、
かなりきつかったです。

なんてったって、会陰裂傷があったので傷が開きそうで怖くて。
(筋肉は別だから大丈夫らしいし、実際大丈夫でしたけど)

怖いけど便が硬くて力入れないと出ないし、
最後まで出なくて気持ち悪いし。

そんな調子なので、いよいよつらくなって、
便秘があってつらいですと助産師さんに訴えたら、
座薬をひとつくれました。

これで足りなかったらまた言ってねと言われましたが、
このときはそれで足りました。

で、フランスで出産される日本人の方にぜひとも
お教えしたいのが、
その、座薬の入れ方です!

座薬の入れる方向、向きについて。

ロケットみたいな形をしている硬めのグミみたいな薬
なんですけど、
その形から、当然ロケットの頭部分からお尻の中に入れるんだと
思っていたんですね私。
けど、旦那が教えてくれたんですが、ななんと、
ロケットのおしりのほうからお尻の中に入れていくんです。
そのおかげで、すんなりお尻の中に納まるんだとか。

たしかに、最初間違えていて、ぜんぜんお尻の中に入らず、
ナニコレ無理だよ!と思ったのですが、
入れる向きを間違えていたんですね。

日本でももしかしたらそうなのかもしれないですが、
人生で自分で入れて使ったことがあるのはイチジク浣腸のみ。
(下痢止めの薬が効きすぎたときです)

入れるときは、ベッドに横になって、身体を丸めるといいと思います。

入れたら、腸内に薬がいきわたるまで、
そのままベッドに横になって休んでください。

20分、30分ぐらいすると急に便意をもよおすので、
トイレに行く準備はしておいてください。

けっこう突然くるので、トイレが遠かったら、
トイレで待った方がいいかも。

中の便を少し柔らかくしてくれて、出ます。
スッキリします。そのときは。

でも、その後退院して、
便が硬くなる症状自体はなくならなかったので、
上記の薬を服用しました。

妊婦さんは、産後便秘になる可能性が高いと
思うので、準備しておいたらいいかもです。

助産師さんが便秘薬まで準備していてくれるとは
思わなかったので、けっこうつらくなるまで言わなかったけれど、
早めに言えばよかったです。



















































フランスの産院で出産したときの持ち物のリストと、
本当に必要だったもの、要らなかったものについて書きたいと思います。

ちなみに私の産院は、パリ近郊のサン・クルーにある
Centre Hospitalier des quatre villesというところでした。

どこの産院も、持ち物はそんなに変わりないんじゃないかなと思います。

臨月が近づいてくると、妊婦検診の際に持ち物のリストの紙を
看護師さんがくれました。

以下はその翻訳と、所感メモです。

※が所感メモです。このメモが長いのでわかりにくいですが、
分娩室に持っていく持ち物(お母さん、赤ちゃん)、
入院用の持ち物(お母さん、赤ちゃん)の順に書いてあります。

リストだけ確認したい方は※のところはすっ飛ばしてお読みください。


▼分娩室に持っていく持ち物 お母さん

・血液型カード
・一番最近の血液検査の結果のプリント(私は忘れたが問題なかった)
・水のミスト
・楽なパジャマ
・1 slip en filet 産褥用ショーツ
・リラックス音楽(iPhoneとか)

※血液型カードは妊娠中に地域のラボラトワールでする
 血液検査の際に発行してもらえます。一枚しかもらえなかった場合は、
 コピーして自分の財布にでも入れて携帯しておいたほうがいいです。
 なぜなら、カルテの中に回収されちゃうので緊急で出産した場合に
 自分ですぐに血液型の情報が提示できたほうがいいため。
 私は、麻酔科医のムッシューがそういってコピーしてくれました。

※水のミストはアヴェンヌのやつとか、大きいスーパーとかファーマシーで
 買えます。一応持参して、出産中に旦那にひと振りしてもらいましたが、
 なんの用もなさず 「何この茶番。。。」という感じだった。不要。
 喉が渇いたら飲み物のんで別によさそうだったし、
 そんな霧振りかけたら寒いし。もしや夏限定?
 産後に赤ちゃんの顔を拭くのに使いました。
 カルキのある水道水は赤ちゃんの顔には刺激が強いそうなので。

※パジャマは、実は、分娩室では要らなかった。
 なぜなら、これに着替えてね、と背中がガバッと空いている専用の
 患者服を手渡されたから。
 無痛分娩で背中に器具を取り付ける人だけ?

※使い捨てショーツは、病院でも用意されていて、
  破水して病院に着いたときは、これに履き替えてねと
  助産師さんに手渡されたし、産後は勝手に装着された。
  なので、分娩室では、自分のものは結局使わなかった。
  病院で用意されていたのは、中に産褥パッドを入れて、
  そのパッドを取り替えて使う使い捨てショーツ。
  一応自分のものを持っていくなら、使い捨てのショーツと夜用の
  生理ナプキンを持っていけばよいと思います。
  入院中は、当然ですが、たくさん要ります。それはまた後述。

※リラックス音楽は、、、個人的には不要だった。
 初めての経験ですべてが新しくて興味津々で暇など感じることはなかったし、
 暇つぶしの本なんかも別にいらなかった。
 スマホで写真を撮ったりして過ごしていたらあっという間でした。
 出産自体はやや長いほうだったけど。
 要は、自分が出産しやすいように環境を整えてねということなんでしょう。


▼分娩室に持っていく持ち物 赤ちゃん

・ジゴトゥーズ2枚
・赤ちゃんのコットン下着(ボディ) 1枚
・毛糸のセーター1枚
・パジャマ1枚
・靴下1組
・帽子 1つ

※ジゴトゥーズは、分娩室には1枚でOKだった。
 要は、赤ちゃんが生まれたとき着るものと、寝具(ジゴトゥーズ)を
 一式用意しておいてね、ということでした。
 帽子は、生まれてから24時間は使用するとのこと。
 そのあとは特に屋内では使わない。


▼入院時に必要なもの お母さん

・洗面用具(ボディソープ、シャンプー、保湿クリーム、バスタオル、化粧品、ナイトガウンとか)
・部屋着と退院時のための洋服
・スリッパ
・たくさんのslip en filet 使い捨てショーツ
・夜用ナプキン
・箱ティッシュ1個
・妊娠中に処方されていたら、着圧ソックス
・百日咳のワクチン
・ワクチンの履歴を書いてある冊子(準備できる範囲であればいいと思う)
・家族手帳
・結婚していなかったら、なんかの紙(すみませんよくわからなかった)
・ペン一本

以下は母乳で育てる場合
・授乳用のブラジャー2枚(妊娠最後の時のサイズから1つ上のサイズ)
・乳首の傷を治すクリーム
Lansinoh Crème Lanoline HPA Soin des Mamelons 40 ml
・授乳用のクッション
・母乳パッドとか、シリコン製のやつ

※部屋着は、悪露が多いときはいちいち脱いだりはいたりしなくて
 いいように、長めのTシャツみたいなほうがいいというアドバイスをブログ
 で読んだのでそうしたのですが、
 体が本当にきつかった最初の一晩は、病院から渡された患者服を
 着ていたのでそういう配慮は不要だった。
 ふつうのパジャマで大丈夫だった。
 母乳をあげやすいということは考えてもいいかもだけど、
 入れ代わり立ち代わり助産師さんに授乳のアドバイスをもらったりして、
 個室だったのもあって、実際のところ病室内では胸丸出しで
 過ごしていた(!)ので、
 個人的にはどんなパジャマでもいいだろうとおもった。
 つなぎとかでないかぎり。。。そんな人いないだろうけど。

※退院時の洋服は、入院時の洋服と同じで事足りた。
 お腹もそんなすぐには妊娠前のサイズにならないしね。

※使い捨てショーツは、持って行ったけど私は結局使わなかった。
 自分で持って行って使ったのは、Alwaysというメーカー?商品名?
 (生理ナプキンでもありますよね)のおむつタイプのショーツ。
 大きいスーパーとか、モノプリとかに売ってて、
 12ユーロぐらいで9枚入っているやつ。足りないかと思ってたけど結局足りた。
 というのは、病院でも中の産褥パッドを取り替えて使えるショーツがもらえて、
 産褥パッドも1パック用意してくれていてそれを使ったから。
 その持参したおむつタイプのショーツの中に、病院で用意されていた
 産褥パッドを入れて、汚れない限り、中の産褥パッドだけを交換して使っていたので、
 9枚でも十分足りた。
 むしろ残って、退院してからは、中に生理用ナプキンを入れて使った。
 なので、私のおすすめとしては、そのAlwaysか、またはTENAという商品名の
 おむつタイプのショーツ1パックと、夜用の生理ナプキン1パックを持っていくといいと思います。
 ちなみに私は破水したんですが、そのときに、中に生理用ナプキンを入れて、
 そのおむつタイプのショーツをはいて病院まで行けたので、とってもよかった。
 私の破水の仕方がそんなに盛大でなく、時々ちょろちょろという感じだったから間に合ったのかも
 しれないけれど。
 マタニテでは、ベッドのシーツの上に、腰あたりのみ防水の布を敷いてくれたので、
 漏れとかを神経質に気にする必要はなかった。
 実際、出産後すぐは出血が多くて、私は具合もちょっと悪くて身動き取れず、
 漏れてたけど、「こんなのなんでもないわよ!」と言って綺麗にしてくれました。

※百日咳のワクチンは妊婦さんの分は、病院が用意してくれて産後に助産師さんが
 病室でうってくれたので必要なかった。
 旦那さんの分は用意してくれないので、自分でファーマシーに行って購入し、
 自分でどこかの病院へうちに行く必要があります。マタニテではしてくれないそうです。

※授乳用のブラジャーは、私はH&Mで買いました。マレのH&MもオペラのH&Mも
 マタニティの売り場があるのでそこで。ただ、病院ではつけてませんでした。

※乳首の傷を治すクリームは必須です。
 授乳し始めて最初の一週間は特に、乳首が痛いのが普通だそうです。
 私は、産後2週間ぐらいから特にクリームとか使わなくても痛くないし、
 今はなくて大丈夫ですが、マタニテにいたときとか、退院後すぐは
 このクリームが必須でした。
 Lansinoh Crème Lanoline HPA Soin des Mamelons 40 ml がお勧め。
 薬局でもアマゾンでも買える。
 なぜお勧めかというと、赤ちゃんが口にしても問題ないので、
 授乳前に洗い落としたりとかする必要がないから。
 フランスに限らずとってもメジャーなクリームみたい。
 作ってるのはオーストラリアだっけな??

※私は母乳が最初からたくさんは出なかったので、母乳パッドとかは
 全然不要でした。シリコン製のやつも。
 最初からそんなに出る人っているのかな?
 もし出たとしても、普通にティッシュとかで対応可能なような。
 私だったら手動の搾乳機を持って行って、ティッシュとかで対応できないほど
 溢れるなら搾乳するかな。

※授乳用クッションは、家では大活躍しているし、病院でもあってよかったと思う。
 要らない人は要らないかな?
 私は、レッドキャッスルというブランドのやつで、
 そんなに固くない、ちょっとへなへなした感じなのですが、
 そのぶん形が自由自在で、私の枕としてもベストな感じで(ちょうどいい枕を
 探していたので大満足)、ベビーベッドが新生児には広すぎて落ち着かない
 みたいなので、今は、ベッドの中でベベの周りにUの字に置いて使っています。
 授乳の時はむしろ使っていない。
 マタニテでは、ベッドからベベが落っこちないように、柵がわりとして使っていた。
 ベッド自体は可動式で背もたれも上がります。
 このレッドキャッスルのクッション、
 同じクッション使っている知り合いは、もっと張りがあって硬いやつを買えばよかったと
 不満だそうです。私は大満足です。le bon coinで20ユーロで譲ってもらって安かったし。
 授乳のポジションにもよるでしょうけどね。


▼入院時に必要なもの 赤ちゃん

・パジャマ5枚
・下着のボディ5枚
・セーター4枚
・靴下3セット
・よだれかけ5枚
・赤ちゃん用のバスタオル
・電子体温計
・お風呂の温度を測る温度計
・新生児用のおむつ1パック

※パジャマは5枚もいらない。マタニテでの滞在は、いてもせいぜい4日で、
 分娩室に持っていった1枚もあると考えると、2枚あれば足りると思う。
 赤ちゃん、最初のうちはそんなにうんちもしないし、ゆるゆるうんちが漏れて、
 みたいなこともないからそんなに汚れないので。
 セーターもしかり。ボディは5枚あってもいいかもですが。

※マタニテはめっちゃあったかいので、
 マタニテではセーターは不要。靴下ははかせてました。
 パジャマの下に。

※よだれかけは、マタニテではそんなに使わなかった。
 最初は母乳だけあげていたから。
 よだれかけは、ミルクをあげるときには必要。
 母乳だったら、飲むときにこぼさないし、ミルクのはき戻しのときに
 拭くものが必要な程度だから5枚もいらない。
 家でミルクをよくあげるようになってから、よく使っている。
 
※赤ちゃん用のバスタオルは、やわらかくて赤ちゃんの肌に優しめ
 のタオルなら、なんでも大丈夫だと思う。
 マタニテでは、マタニテのタオルを貸してくれたので、
 持参したのは使わなかった。
 マタニテのタオルは、いたって普通のタオルだった。
 特に柔らかくもなく、むしろごわごわ。

※電子体温計も一応持参しましたが使わなかった。
 病院のスタッフが病院のやつで計ってくれるし。
 湯船の温度を計る温度計も使わなかった。
 結局家でも使っていない。
 日本人なら手でどんなぐらいの湯加減がいいか
 わかると思う。
 赤ちゃんにはぬるめで。
 助産師さんも温度計使っていなかった。

※おむつは、パンパースを1パック準備してくれていたので、
 それで足りて、持参したのは使わなかったけど、
 一応持参したほうがいいかも。
 

あとは、退院時に必要なものですね。

チャイルドシート、外を歩くときに寒くないようにセーターとか、
おくるみとか、コートとか、ひざ掛けとか。

チャイルドシートに乗せるときに、股が分かれてないと
ベルトをかけられないのに、股が分かれている新生児用のコートが
無くて、ちょっと都合が悪いなぁと思ったけれど、
ボディ、靴下、パジャマ、セーターを着せた状態で乗せて、
ベルトをした上からあったかく毛布とかを掛けてあげれば事足りるかな。
今考えてみても。

ただ、出産後に頻繁にPMI(赤ちゃんの体重を計りにいくところ)に行く人
とかは、外にいく機会が多いので、新生児用のコートがあっても無駄ではない。
都会に住んでいる人は、たしか自分の家に助産師さんが来てくれると思うので、
それでそんなに赤ちゃんと外出しないようであればもったいないかな。
私はジゴトゥーズあんどエルゴで外出してしまっています。
エルゴにしても、足のポジション的には股が分かれた方がいいので、
そういうアウターがあったほうがいいけど、まぁいいかと思いつつ。
ベビーカーで出かける人は、上に掛けてあげればいいから不要でしょうけどね。

で、以上のことは冬生まれの赤ちゃんの場合ですね。

夏生まれの赤ちゃんの場合は、上記から防寒具系のものを除いて用意
してもらえばよいかと思います。




出産するまでブログを放置してましたが、
誰かの役に立てるかもしれないので、ざくっとフランスの出産のあれこれを
書いていきたいと思います!


さて、初診後の定期健診では、
内診と体重検査、血圧検査、
適宜検査の案内、エコグラフィーの案内。
こんなところでした。

特に困ることもないかもしれません。

回数ですが、日本に比べたら、たぶん少ない?

だいたい一か月に一回だったと思います。

トキソプラズマの抗体を持っていない人は、
毎月トキソプラズマの血液検査はしないといけないので、
毎月の妊婦検診の際にその処方箋(ordonnance)をもらって、
翌日以降に、住んでいるコミューンのラボラトワールに行き、
血液検査を受けます。

その時々で、血糖値の検査が加わったりします。

ちなみに、血糖値チェックのための血液検査の日は、
12時間前から飲み食い禁止だったりします。

私は知らずにラボラトワールを訪れて、

「朝ごはん食べてないですよね?」
「食べました・・・。」
「じゃあ検査は明日ですね!」

となったことが2回ぐらいあるので、
処方箋をもらった際に、産婦人科の先生に、
飲食を避けてしないといけない検査が含まれているかどうか
聞いた方がいいかもしれません。

私は家からすごく近くにラボラトワールがあるので
まぁいいかという感じでしたが。

ちなみに検査の結果は、ネットで閲覧可能。
monresulta.frってサイトだったかな?
IDとPWをラボラトワールでもらってアクセスします。

自分でパスワードを変更した際は、自分で覚えておく必要あり。
毎回結果を見るためのID PW をもらえるのだけど、
これは初回にもらった情報がそのまま。
サイト上で自分で変更した情報は反映されておらず。

パスワードは3回間違えるとブロックされてしまうので、
そうなったらラボラトワールの人に言ってアンロックしてもらう必要があります。


内診はなんで毎回必要なの?と思いますが、
子宮口がちゃんと閉じているか、つまり、流産する兆候がないか
確かめているのだろうと思います。


エコグラフィーは、計3回のはずです。
特に問題がなければ。

私は、2回目のエコグラフィーのときだったかに、
胎児が小さいと言われて、追加で一か月後にもう一度エコグラフィーを取りました。

そんなに心配していないけど念のためということで。
そう言われてもけっこう心配しましたが。。。
結果、2回目と3回目のエコグラフィーを見比べて、
その成長の仕方を見て、問題ないといわれました。

実際、生まれてみたら早く生まれたのに、3000gありました。


エコグラフィーは先生の紹介で、ドウェイブ先生の診療所からも
歩いて行ける距離のところで。

先生が2人いるのかな?という気配がする診療所ですが
私はいつも女の先生。
正直、あんまり上手ではないのか、機械が古くなりつつあるのか、
あんまり上手に撮ってもらえずちょっと不満でした。
これのどこが顔なの?という画像しかもらえなかった。

機械の良し悪しなら仕方ないし別にいいのだけども、
いつも上手く撮れないのを赤ちゃんのせいにされたのでなんだかなと。
動きすぎ、動かないすぎ、いる場所が下すぎ、とか。

知り合いのフランス人2人の赤ちゃんたちのエコグラフィーを見せてもらったら、
私が撮ってもらったものよりいつもきれいに映っていたので。

けど、ドウェイブ先生的には、このエコグラフィストは信頼できるということだろうと思います。
エコグラフィストも本当に良し悪しがあるので、
他のところに適当に行くのはお勧めしないとのことでした。

不満で変えたかったのではなく、エコグラフィの時期に南仏滞在の
予定があり、滞在先で探して行っていいか尋ねたときそう言っていました。

それから、一回はドウェイブ先生のところで尿検査をしました。
フランスの尿検査は、
日本みたいに、尿を隠して提出できるようなシステムはなく。。。
そのまま先生やスタッフに容器を渡すのです。。。恥ずかしいですよね。
ただ、手渡しではなく、ここに置いて、と言われるので、
かごだったり、なんやかんや置く場所を指定されます。

容器に尿がついてる可能性もあるのに、
直接手に取ったらそのつど手を洗わないと不衛生ですもんね。

最後2回の妊婦検診は、マタニテ(産院)でのランデヴーになります。

やることはとくに変わらず。

先生のところとは違って、支払いはCart vitalを出せば払わずに済みます。
(後でセキュリテソーシャルから返金してもらうのではなく、そもそも出さなくて済む) 





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